表現力はSEに必要なスキルである

SEにこそ表現力は必要!?

表現力はSEに必須のスキルである

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必要なスキル

             
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求められるスキル

SEには多様なスキルが求められます。SEと名乗る人なら必ずプログラミングスキルがあるものと考えられがちですが、実はプログラミングスキルがない人も少なくありません。実際「SEにプログラミングスキルは不要」という説まで存在しているほどです。ただし、システム開発はプログラミングによって行われるものなので、プログラミングの特性についてSEがよく理解しておくことは重要です。ソースコードを見て仕様をイメージできるレベルのプログラミングスキルがあれば、システムの完成度をより高いものにしていくことができるでしょう。プログラミング以外のITスキルとして、開発するシステムに関係するデータベースやネットワークの基礎知識もSEが習得しておきたいスキルです。

コミュニケーションスキル

SEの必須スキルの筆頭といえば、コミュニケーションスキルです。顧客との打ち合わせ、チームメンバーとの会議など、SEには人と話し合う機会が数多くあります。システムについて顧客の要望を正確にとらえるためには、話をうまく引き出すコミュニケーションスキルが必要です。コミュニケーションスキルとは積極的に話すことではなく、相手の話にじっくりと耳を傾けて、話すときはよく考えて話すことです。相手が説明に困っているなら、的確な質問を用いてその場の会話をリードしていく必要もあります。

読解力と想定力

顧客の要望を正確にくみ取るために必要なのは読解力や想定力です。顧客の要望をヒアリングした内容や資料から意図を的確に読み取り、目標を達成するために必要なことは何かを想定します。競争入札を行う開発案件の場合、SEの読解力と想定力が結果に直結します。

表現力

表現力もSEにとって必須となる重要なスキルです。顧客のほとんどはIT初心者であり、ITのスキルを持つ人材がいないからこそシステム開発を外注しています。そのような顧客を相手にシステム開発の話を煮詰めていくためには、開発に関する専門知識を持つSEがわかりやすい表現で説明していく必要があります。SEの説明や提示する資料が開発に関する専門用語だらけなら、ITについての知識を持たない顧客から本来の要望を引き出すことは難しいでしょう。何かを説明する際には相手の様子を見ながら理解度を把握し、自分から見てわかりやすいように説明していないか常に意識しておくことが重要です。
顧客の要望をSEから開発チームにわかりやすく伝えるためにも表現力は必要です。下流工程を担当するメンバーにシステムの仕様をわかりやすく伝えることができれば、SEが当初イメージしていた成果物に限りなく近づけることができます。

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